好きな人や気になる人がいて片思い、気持ちを伝えるときに真っ先に思いつくのは告白です。しかし告白は本当に必要なのでしょうか。
ここでは告白(コクる、告る)の必要性、恋人になるための理想的な方法、などを解説していきます。
告白って必要?
おそらく男性・女性かかわらず、世の恋愛関係での告白は失敗する方が圧倒的に多いでしょう。告白には二つの種類があって
- 相手との思いを確認するためのもの
- 自分の思いを伝えるだけのもの
です。告白が失敗するほとんどは2で、この告白はいわば自分の心を満たすためにするものといえます。だからこれは、たいていの場合は相手を困らせる原因になり、自身が望む結果となる可能性は低いものです。よく物語では「自分の気持ちを伝えてスッキリしたかった」的な描写がありますが、論外です。
ただメリットがあるケースもあって、たとえば
- 相手に自分のことを知ってもらうキッカケの一つになること
- もしかしたら相手も自分のことが気になっていて、思いを加速させる引き金になるかもしれない
ことがあります。しかし、特にaが成功する確率はかなり低いでしょう。そんなわずかな可能性にかけるくらいなら、仲良くなることをオススメします(後述)。1とbが同じような結果になるので、告白をすることは意義があります。
断られる告白はしない
前項の理由があるので
- 相手とあまり話したことがない関係
- デートに誘っても代替案なしで断られるなど、望み薄なとき(詳細は「好きな人が自分をどう思っているか、好意がわかるデートの誘い方」を参照)
- たとえば相手が「家庭的な女性が好き」と断言していて、自分が家庭的ではないことが明白なとき(告白しないでね!的な暗黙のアピールがある)
などは、そもそも告白はしない方がいいでしょう。
では告白はいつするのが理想なのでしょうか。それは”最後”です
告白は最後までしない方がいい
好きな人と恋人になるための最も確実な方法は、相手と仲良くなることです。相手と仲良くなって
- 遊びに誘ってもだいたいOKしてくれる
- 予定が合わなくても他の日を調整してくれる
- 連絡のやり取りも質問で返してくれることが多い
こういったことを繰り返していくと、お互いの距離感が分かるようになり、相手が自分を好きなことや大切に思っていること、特別な存在として意識していることが伝わるようになってきます。そして手をつないだり、キスでもいいですが、最後の確認の意味で「好きだよ」と伝えるのが間違いない告白です。
というより、この”お互いの感情を確かめ合う”いくつかのステップをすっ飛ばしてするのが、世にあふれる多くの告白です。前述の「もしかしたら相手も自分のこと好きかも?」なときは、それを確信にするために関係を深めるべきです。
手をつないだりして「もしかしたら自分のこと好きかも?」なんて考える人もいないでしょうから、そのラインまで到達してから告白するのです。※手をつないだりはたとえで、相手の気持ちが十分に分かれば手段は問いません。
告白は基本的に不要
だから、告白は基本的に必要ありません。どんなケースでも
「好きだよ。付き合おうか。」
の状態にするまで関係を深める、それがお互いのためになる結果です。これには他にもメリットがあって、もうほとんど付き合っている状態にまでしてから付き合うと十分にお互いのことを知ってから恋人になっています。
恋人が短期間で別れるのは、お互いの”深いところ”まで知らずに付き合うことが原因です。関係を深めることは、たとえば「実は付き合ったら酒癖が悪く暴力的だった」なんて負の深い部分まで理解したうえで付き合えるので、別れる原因を潰せるんです。だからお互いのためにもなる。
告白して付き合うというより”お互いの思いを確認する”ためにするのが、返事を断られる心配が不要の告白といえます。
ちなみにキスを例にすると
- 告白して付き合ってからキスをすべきか
- キスをした後に付き合うのは問題ないか
といった悩みもあるかと思います。これは価値観にもよりますが、相手が重視しないなら特にこだわることではありません。なので、キスなどをした後に「付き合おうか」でも問題ないでしょう。※ただし相手の意思を尊重します。
最後に
最後に、「本当に相性が良い、お互いの人生にとって相手が必要」なら、自然とくっつきます。告白なんてしなくても、お互いにひかれあうものです。
相手の気持ちまで考えれば、成功する確率が低いような告白はしないのが賢明です。(詳しくは「告白をうまくいかせたい!告白を成功させるためのヒケツと考え方」を参照)
だから告白をするorしないは、あまり考えなくてもいいこと。親交を深めて、相手を深く理解することに注力するのがベストです。自然な形で付き合えることを目指しましょう。